• ステランティス、イタリアでゼロラン電気自動車の生産を検討
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ステランティス、イタリアでゼロラン電気自動車の生産を検討

2月19日に報じられた欧州モーターカーニュースによると、ステランティスはイタリア・トリノのミラフィオーリ工場で最大15万台の低価格電気自動車(EV)を生産することを検討しており、これは中国の自動車メーカーとの最初の試みとなる。ゼロランカー(リープモーター)との合意の一環として、ステランティスは昨年、ゼロランカーの株式21%を16億ドルで取得している。契約の一環として、両社はステランティスが51%の支配権を保有する合弁事業を発表し、この欧州の自動車メーカーは中国以外でゼロランカーを独占的に製造する権利を得た。ステランティスの唐偉石最高経営責任者(CEO)は当時、ゼロランカーは最大2年以内に欧州市場に投入されると述べていた。関係者によると、イタリアでのゼロランカーの生産は早ければ2026年か2027年に開始される可能性があるという。

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先週の決算説明会で質問に答える形で、唐維志氏は、十分なビジネス上の理由があれば、ステランティスはイタリアでゼロの走行距離を伸ばす車を生産できると述べた。同氏は「すべては当社のコスト競争力と品質競争力にかかっている。そのため、いつでもこの機会を捉えることができる」と述べた。ステランティスの広報担当者は、唐氏の先週の発言について同社はそれ以上コメントしないと述べた。ステランティスは現在、ミラフィオーリ工場で500BEV小型車を生産している。ゼロの生産をミラフィオーリ工場に割り当てることで、ステランティスはイタリア政府と共同で、イタリアでの生産台数を昨年の75万台から2030年までに100万台に増やすという目標を達成できる可能性がある。イタリアでの生産目標は、バス購入のインセンティブ、電気自動車充電ネットワークの開発、エネルギーコストの削減など、いくつかの要因に依存するとグループでは述べている。


投稿日時: 2024年2月23日