ロシアでは6月に合計82,407台の自動車が販売され、そのうち輸入車が全体の53%を占めた。そのうち38%は正規輸入品で、そのほとんどが中国から、15%は並行輸入品だった。
ロシアの自動車市場分析会社Autostatによると、ロシアでは6月に合計8万2,407台の自動車が販売され、5月の7万2,171台から増加、昨年6月の3万2,731台から151.8%増加した。2023年6月に販売された新車のうち53%は輸入車で、昨年の26%の2倍以上となった。輸入車のうち、38%は正規輸入で、ほぼ全てが中国から、残りの15%は並行輸入であった。
中国は今年最初の5ヶ月間でロシアに12万900台の自動車を供給し、同期間のロシアへの自動車輸入台数の70.5%を占めた。この数字は前年同期比86.7%増となり、過去最高を記録した。


ロシア・ウクライナ戦争や世界情勢などの要因により、2022年には大きな転換期を迎えるだろう。現在のロシア市場を例に挙げると、これらの要因の影響を受け、外資系自動車メーカーがロシア国内での生産を停止、あるいは投資を撤退し、現地メーカーが需要に対応できないことや、購入者の購買力が低下するなど、さまざまな要因がロシアの自動車産業の発展に大きな影響を与えている。
より多くの国産自動車ブランドが海外に進出し続けているが、ロシアにおける中国自動車ブランドの市場シェアも着実に上昇し、ロシアの一般自動車市場で徐々に確固たる地位を築いている。ロシアに拠点を置く中国自動車ブランドにとって、欧州市場への対外発信は重要なリンクとなっている。
投稿日時: 2023年8月7日