• カリフォルニア州議会、自動車メーカーに速度制限を求める
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カリフォルニア州議会、自動車メーカーに速度制限を求める

カリフォルニア州のスコット・ウィーナー上院議員は、最高速度を法定速度の時速10マイル(約16キロ)に制限する装置を自動車メーカーに搭載させる法案を提出したと、ブルームバーグが報じた。ウィーナー議員は、この措置により公共の安全が強化され、速度超過による事故や死亡者数が減少すると述べた。1月31日に開催されたブルームバーグ・ニュー・エネルギー・リソース・ファイナンス・サミットで、サンフランシスコ選出のスコット・ウィーナー上院議員(民主党)は、「車のスピードは速すぎる。2022年にはカリフォルニア州で4,000人以上が自動車事故で亡くなり、2019年から22%増加した」と述べた。さらに、「これは異常だ。他の先進国ではこのような問題はない」と付け加えた。

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スコット・ワイナー知事は先週、カリフォルニア州を2027年までに自動車メーカーに速度制限の追加を義務付ける国内初の州とする法案を提出した。「カリフォルニア州が先頭に立つべきだ」と同知事は語った。さらに欧州連合は今年後半に販売される全車両にこの技術の使用を義務付ける予定で、カリフォルニア州ベンチュラ郡など米国の一部の地方自治体では現在、自社の車両にこの技術の使用を義務付けている。この提案は、カリフォルニア州議会が公共政策の目標を達成するために州の義務付けを利用することをためらわないことを改めて示している。カリフォルニア州は2035年までにガソリン車の新車販売を禁止する計画など革新的な規制で知られているが、保守派の批評家は規制が厳しすぎるとみなし、議員が権限を濫用する「乳母国家」とみなしている。


投稿日時: 2024年2月19日